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2023.06.10
社内のこと

適正価格と低価格

最近、何かの間違いではないかと思うような他社の金額に驚くことが少なくありません。

低価格すぎての方です!

もちろん!低価格でできることは素晴らしいことです。企業努力があって独自のコストを抑えられるルートや方法があっての低価格ならわかるのですが、、

何かやましいこと、、例えば、、、

・廃棄物をしっかり処分をしていない
・解体を始めたばかりの日本語も理解してない外国人に仕事をさせる
・役所に申請をしっかりしていない
・工事中に何かあっても対応できない

などがあったり

最初のフックとして低価格を出して後からこれもこれも別途でということも少なくありません。

最近であったゾッとする話

見積もりではこの金額だったけど契約時に、この金額はあくまで建物だけの金額で家周りの外構は別費用になりますと言われ、建物と同額の費用が出てきてしまい、とてもじゃないけど想定とかけ離れてくるという理由で急遽、弊社に案件が飛び込んできました。

( 土地売買で更地にするのに外構の見積りは別ってドユコト?)

ちなみに買主側への引き渡し日も決まっていて土地決済の違約金も発生しかねないので期日までに終わらなくてはいけないとのこと。

しかも!よりによって大通り沿いで道路占用や足場屋さんも外注で手配しなくてはいけない現場。とてもじゃないけど終われない、、が社内の判断でした。

しかし仲介していた不動産屋さんがいつも大変お世話になっているいる方で、困っているのに何もしないという選択肢はありませんでした。

各所に一斉に申請書を作成・提出し最短で工事に入れる日を確保し、現場監督と職人と現地で工程と搬入経路の打ち合わせをし、中の残存物や、先行してやれることからスタートしました。

もちろん気持ちだけではできないこともあるので、その旨は説明し最善を尽くしました。

前任者はまだ何も申請すらしてなかったようでどうやって工事するつもりだったのか考えるとゾッとします。

弊社もHPで適正金額で引き受けます!と謳っていますが、
適正金額で引き受けます = ウチ安い金額でやりますよ!
ではありません。

① 工事前の事前の準備

・各所申請手続き
・近隣挨拶回り
・適任職人の選定
・工事前打ち合わせ
・ライフラインの確認
・処分場や収集運搬業者との3者契約

② 工事中の対応

・近隣トラブル対応
・現場監督の巡回
・工事進捗報告

③ 工事後の対応

・土地売買に伴う越境の解消作業
・アフターフォロー
・建設マニフェストの管理

作業費と処分費の他に目立たないかもしれませんが、これだけの人が動き細かな作業や必要経費が含まれています。

このどれかが欠けてもいけません。
適正金額で任せて頂いていれば、ここからは弊社の管轄です。どんなことがあろうと責任を持って全力で解決にあたります。

事前に誰も想定できなかったトラブルについても関係者で協議し、状況に応じた解決策をご提案します。

ただ、私たちも魔法使いではないので、理不尽な要求や安全面や隣地様への影響も考慮していない指示には無責任なYESは言いません。

先ほどの話に戻りますが、こういった謎の安い業者が出てきたことによって少なからず件数に影響は出ています。

が、他社が安いからと言って弊社は必要経費や必要なクオリティを落としてまで金額は下げることは考えません。

今、私たちがやるべきことはむやみに価格を下げることではなく既存のお客様を大切にし、このタイミングでもう一度工事のクオリティやまだ私たちができていないこと、このブランドをもっとよくすることを考えることが大切だと考えています。

この記事を書いた人

マネージャー

小澤 賢之助

KENNOSUKE KOZAWA

会社全体が同じ方向を向き、目標に達するためにサポートすることが私の使命です。
また、社内のデザイン全般を担当しており、
Seikohomeを皆様にうまく伝えることが仕事です。
ブログも書いているので見てみてくださいね!

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